ポンと村おこし(2クールめ)
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ポン「はい、2クールめもおしまいですっ」
コン「なんでここにポンがおるのじゃ!」
ポン「なに言ってるんですコンちゃん!」
コン「なにって…おぬし、白ナマズに食われたのではないかの?」
ポン「あの時はセーフだったんです」
コン「食われればよかったのに…」
ポン「コンちゃん、わたし思うんですけど…」
コン「なんじゃ」
ポン「コンちゃん味方ですか、敵ですか」
コン「なんのことじゃ」
ポン「ピンチになると、大体敵側です」
コン「は?」
ポン「わたしがいなくなったら、コンちゃんが一番って」
コン「その通りではないかの」
ポン「コンちゃん、今はわたしが一番先輩なんですよ」
コン「そうじゃのう…」
ポン「先輩の言う事は聞かないといけないんです」
コン「先輩風を吹かせおるのう」
ポン「わたしの事は『ポン先輩』と呼んでください」
コン「…」
ポン「ポン先輩は? ほらほら〜!」
コン「そうじゃ、あの時は傑作じゃったぞ」
ポン「は? なにが?」
コン「ほれ、おぬしがメロンパンを胸に仕込んだ時じゃ」
ポン「!!」
コン「あのパン、どんどん作って売ったら儲けんかのう」
ポン「そそそそんなの嫌ですっ!」
コン「ポン味のパンじゃ、おぬしの香りがしておった」
ポン「わーん!」

ポン「…って、はぐらかしましたねっ!」
コン「おぬしにいちいち付き合ってられぬ」
ポン「む〜!」
コン「ほれ、後ろを見るのじゃ」
ポン「は…って、この子はなんですか?」
子供「おかあさん」
ポン「は? おかあさん? なんで?」
コン「ふふ……ポンよ」
ポン「なに、コンちゃん」
コン「清純派で売っておるおぬしじゃが、この子に勝てるかの?」
ポン「え…まさか次の新キャラ?」
子供「おかあさん」
ポン「わ、わたし、これから子供産んじゃうの!?」
コン「おぬしにセクシー当番が可能かのう〜」
ポン「わ、わたしも考えてなかった!」
コン「では、わらわが主役の『コンと村おこし』かのう」
ポン「コン先生、しっかり教えてくださいっ!」
コン「むう、先生とな、心地よい響きじゃ」
ポン「コン先生っ!」
コン「うむ、もっと言うのじゃ、先生と!」






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